White Elephant
昨日はせっかくミカさんがMike MainieriにSay Helloする場をアレンジしてくださったのに、レコーディングの下準備が終わらず結局Mikeには会えませんでした。しかし電話で話したところとても元気そうで、何より本当に精力的に音楽活動を行なっていて、そのエナジーに圧倒されてしまいました。同い年のミュージシャンと話しているのと何ら変わらないんですよ、話の内容が。「来週頭が2日間レコーディングで、その後すぐにポーランドに飛ばなきゃならないから入れ違いだね〜」なんて・・・とても御歳70歳を越えたおじいちゃんとは思えません。
夜はやはりミカさんにお誘いいただき、Aerosmithの”Walk This Way”のMix等々でお馴染み、超大御所レコーディング・ミックスエンジニア、Jay Messinaご夫妻と会食。奥様にはお土産に鳩居堂で小さな和風のジュエリーケースを買って行ったのですが、Jayには「Japanese Holy Grail」こと(?)、オーディオFSKの電源ケーブルをプレゼント!(某エンジニアからのナイスなご提案で、ありがたく頂戴致しました。)
とても喜んでくれて、来週彼のホームスタジオでセッティングを色々と試すことに!?
そして、White Elephant結成にまつわるトンデモナイ秘話を聞かせてくれました・・・これがまた凄い裏話なので、もうBlogじゃなくて本にして出版しないと!でも本が売れたら情報料として20%をJayに、マネイジメント料として20%をミカさんに支払うことになっているんですけど(笑)
さて、Messina夫妻との会食を終えて帰宅するとすぐに就寝。翌日は7時発のフライトでアラバマ州に移動するので、目覚ましもバッチリセット。
年中ボケているので時差ボケには全く悩まされておらず、本当に熟睡。12人部屋のプレッシャーと無縁なのが本当にありがたい・・・
で、ふと夢か何かで(よく覚えていない)誰かに「起きて」と優しく囁かれたような気がしたんです。それでふと目を覚まして「アラームが鳴る前に起きちゃったなぁ、やっぱり時差ボケか・・・」なんて思いながら時計に目をやると、なんと朝の5:15・・・
えーと、空港到着予定時刻なんですけど・・・!?!?!?!?
そう、僕はアメリカにいる時はいつも日本の携帯電話を目覚まし時計として使っているんですが、時差の計算が面倒臭いので「○○時間後に起きる」といった形で現在時刻にその睡眠時間をプラスしてアラームを設定するんです。
ところがですよ、僕は携帯電話を24時間表示にしているんですね。つまり、かいつまんで言えば、AMとPMを間違えて設定していたんです・・・
もう顔も洗わず歯も磨かず、とにかく着替えて荷物を持って(前日にしっかりパッキングしておいて本当に良かった・・・)大急ぎで階下へ!アパートメントのコンシェルジェに「寝過ごしちゃった!」と言うと、「さっきからずっと目の前に止まっているあのタクシーは君を待っていたのか!」と言うんです。
???
バスで行くつもりだったので、特にキャブもシャトルも予約していなかったんですが・・・
とりあえずもうめちゃくちゃ急いでいたのでそのタクシーに乗り込み、「寝過ごしちゃった!」と告げると(行き先を先に言いなさい・笑)、「OK、どこまで行く?」「ラガーディア空港!」「オキドキッ」
で、マンハッタン名物、そんじょそこらのジェットコースターより遥かに凄まじい運転でたったの15分で空港に到着。無事にチェックインを済ませ、Baltimore行きの飛行機へ乗り込んだのでした。
いやぁ、間に合って本当に良かった。あの「起きて」という優しい声と僕を待っていた(違うってば)タクシーは一体なんだったんだろう・・・

手に入れてしまいました・・・
フュージョン創成期の名(迷?)作、『White Elephant』の未開封オリジナル盤!!!
「父ちゃんがイヴェントプロモーターだったから、レコード会社から資料として送られて来たレコードが未開封のまま大量に残っている」というNew YorkはSuffolk County在住の青年から買いました。
開封するか否か、大変悩んでおります。
何故せっかくの未開封のお宝を開封するのか?
それは、未開封のままだと、中のレコードにカビが生えたり、反ってしまったり、知らない間に聴けない状態になってしまう可能性があるからです。(なんせ今から約40年前のものなので、既にそうなっている可能性もありますが・・・)
未開封のヴィンテージレコードを手に入れると、「メモラビリア」「コレクターズアイテム」としてとらえるか、それともレコードがレコードとしてこの世に生まれて来た意義を尊重するか、いつも大変悩みます。
音楽ファンとしては、開封後、きちんと手入れをしてミントコンディションを保ったまま次の世代へ引き継いでいくのが使命のような気がするし、レコードコレクターとしては、未開封のまま自慢し続けたい気もするし・・・
Steely Danの『Aja』のオリジナル盤(もちろん型番がAB-1006の方)も未開封品を持っていますが、こちらも同様に自分が持っているという事実があまりに恐ろしくて開封するか否か決めかねたままレコードラックに埋蔵されています。でも開封したてのオリジナル盤って本当に良い音なんだよなぁ・・・Kenny Rankinの『The Kenny Rankin Albam』を未開封で入手して針を落とした時の感動は忘れられません。The Supremesの『Sing Rodgers & Hart』のオリジナル盤、しかもMONO盤はまだ開けていませんが、近々開けます。これは大好きな作品だし、世間的に特にレア盤というわけではないので、DL-102あたりの針で「43年越しの新品サウンド」を楽しもうかと。
その写真はコチラ。

ところで『White Elephant』といえば、「寄せ書きサイン」の進行具合ですが・・・今のところSteve Gadd、Mike Mainieri、Warren Bernhardt、Tony Levin、David Spinozzaの「L’Image」に加え、去年秋のNew YorkでRonnie Cuberからももらったので計6名です。あとはDavid Sanborn、George Young、Bob Mann、Hugh McCrackenあたりでしょうか。David Sanbornはまぁそのうちもらえるとして、George Youngも6月にCarmel ValleyというCaliforniaの奥地でリサイタルをやるようなので行けばもらえるよなぁ。しかしBob MannとかHugh McCrackenって一体今何やっているんでしょうか・・・?
そうそう、このアルバム、さっき気付いたのですがMixやっているのがJay Messinaなんですね!見開きのポートレイトにちゃんと写真も載っているし!「ロック界の大御所エンジニア」と、Steveはなんでこんなに仲が良いんだろうと不思議だったんですけど・・・まさかWhite Elephant同窓生だったとは・・・
Jayとはミカさんにご紹介いただいてIridiumで一度お会いしているし、ミカさんのCDをプレスする時にマスターデータに関して何度かメールでやり取りしているので、次New York行った時にはサイン入れてもらおう!
以下、2枚の寄せ書き『White Elephant』の現状。



去年(2009年)の秋、L’Imageを追いかけ回している頃から僕が「Steve Gadd、Steve Gadd」とあまりにうるさく言うものだから、西新宿の行きつけのレコード屋、Back Trip Records新宿2号店さんに「Steve Gaddコーナー」が出来ました(笑)
リーダー作がたくさんあるアーティスト・ミュージシャンなら当然ですが、Steveのようなどちらかというと「職人系裏方さん」のミュージシャンのコーナーというのは、なかなか珍しいのではないでしょうか?特に、ジャンルを問わずとてつもない数のレコードに参加してきたSteve Gaddのコーナーなんか作ってしまうと、Chick CoreaとSesami Streetのレコードが隣り合わせに並ぶことになります(笑)
※ちなみにJames TaylorとSteve Gadd、レギュラーで組み始めたのはつい最近ですが、1978年のJames Taylorプロデュース作、Kate Taylor(James Taylorの妹さん)の『Kate Taylor』にはSteve Gadd、Richard Teeを始めとするNew Yorkのお馴染みの面々がこぞって参加していますし、Sesame Streetの「In Harmony; A Sesame Street Record」というコンピレーションアルバム(1980年)では、James Taylorが娘のSarahと共作した”Jelly Man Kelly”でTony LevinがBassとTubaを演奏、Steve GaddがDrumsという珍しいアンサンブルを聴くことが出来ます。そして何と言ってもこのアルバム、B面ラストではTony LevinとSteve Gadd、Don GrolnickにDavid Spinozzaといった強者達の演奏をバックにJames Taylor、Kate Taylor、Hugh Taylor、Livingston Taylorの「Taylor Family」(あれ、そういえばAlex Taylorがいないけど)に、Carly SimonとLucy Simonの「Simon姉妹」が加わって親戚縁者全員で大合唱。曲も演奏もどうということはないのですが(失礼!)、この親戚縁者によるハーモニー、特にHugh Taylorも参加しているというのは非常に貴重。ま、しかし翌年1981年にはCarly SimonはJames Taylorと破局した旨の声明を出し、1983年に離婚してしまうんですけどね・・・
Carly Simonが本格的にSteve Gadd等New Yorkのミュージシャンと組み始めたのは前述の『Kate Taylor』と同じ1978年にリリースされた『Boys in the Trees』からなので(それまでは土臭い系ミュージシャン率の方が高かった)、果たしてJames TaylorはCarly Simonを通してSteve Gaddと知り合ったのか、あるいはCarly SimonがJames Taylorを通してSteve Gaddと知り合ったのか、そこらへんの出会いの経緯を、是非Steveに直接聞いてみたいなぁと思っています。
で、話は大きく逸れましたが、Steve Gaddコーナーの仕切り板、スティックとシンバルの絵が描かれていて可愛いかったのでもっと近寄って激写!

このBack Trip Records新宿2号店というお店、店の軒先にはいわゆる「100円箱」が並ぶ、一見「町の中古屋さん」風情なのですが、ハードロック、ヘヴィーメタルからジャズ、ロック、フュージョン、和物のレコードとCD、はたまたSP盤まで(!)置いている非常に守備範囲の広いお店です。廃盤屋ではないのでそんなに激レアな商品が並んでいるわけではありませんが、何より特筆すべきはたった数百円のレコードでもコンディションやオリジナルか否かといった状態表記が非常にシビアな点。基本的に盤質は良いものばかりなので、とても安心して買い物出来ます。このお店に通い始めた頃、James Taylorの『Sweet Baby James』のオリーブ色ラベルが置いてあったのに「US ORG」の記載が無かったので、「どうして『オリジナル』って書かないんですか?」と聞いてみたところ、「Warner Brothersのロゴが『W7』じゃないから」との答え。ロゴが『W7』となっている盤は本当に最初期のプレスのみ、大変稀少なので、大抵のレコード屋さんはオリーブ色のレーベルであれば「USオリジナル」と言って売ってしまうんですが・・・
パッと見では「町の中古屋さん」的な敷居の低さを感じるのですが、こういった廃盤屋的なシビアさもしっかり持ち合わせた素晴らしいお店です。僕が好きな70年代のSSW〜ロック・フュージョン系も、どうってことない盤ではあってもシュリンク・ステッカー付きでめちゃくちゃコンディションが良くて840円くらいだったり、「レコード屋でレコードを探す」という行為の楽しさを思い出させてくれます。ちなみにSteve Gaddコーナーからも、写真にチラッと写っているThe Gadd Gangのシュリンク+帯付き美盤『The Gadd Gang』、そしてTom Scottの大定番『Apple Juice』もシュリンク+「Dr.Johnシール」付きのUSオリジナル美盤をそれぞれ525円でお買い上げ。その他めぼしい物は全部僕が買ったので、せっかくSteve Gaddコーナー作っていただいたものの、もうほとんど何も残っていません(笑)
ちなみに今Back Trip Records新宿2号店でレコード・CDを買うともれなくMika Marimba Madness 2010 in Tokyoのフライヤーがショップ袋に封入されております!大感謝!
音源試聴ページに続き、ウスケンドットコムに裏サイトを作りました。
コチラ
New YorkまでSteve Gaddを追いかけに行ったら、どういう風の吹き回しか僕が来日公演を主催することになってしまいました。
皆さん、3月26日はBob Dylan行かないでMIKA Marimba MADNESS 2010 in Tokyoですよ!!
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