Recording with David Mann
Sax頼むなら絶対にDavidでしょう、と、若林さんやJohn、Willからの提案を受けて、Willに紹介していただきました。で、やっぱりDavidの家に押しかけて(笑)自宅レコーディング。会った瞬間なんか見たことあるんだよなぁ・・・と思ったら、まずJames TaylorのLive at Beacon TheatreというDVDで吹いていて(Carlos Vegaが急逝したためにSteve Jordanが急遽代役を務めた、ちょっと風変わりな編成)、さらにBillboard Live TokyoでChristopher Cross、Michael Franksで計4回来日。うむ、僕は知らず知らずのうちに生でも見ていたんですね。
で、自分が書いた過去の記事を読み返すと・・・近い将来自分の曲で吹いてもらうこともつゆ知らず、当時の臼井君はDavidのことをベタ褒めしてました(笑)
Christopher Cross(5/Apr/2009)
Michael Franks(10/Jan/2010)
で、やっぱり音色が信じられない程スムース・・・特にソプラノはとろけそうでした。しかも2曲目が終わった時にDavidが「この曲、オーバーダブで『1人ホーンセクション』やってみていい?」という提案で、急遽2人であーだこーだとラインを考えてホーンを入れることに。ラインさえ決まってしまえばあとはサクサクで、あっという間に素晴らしいホーンセクションが出来上がってしまいました。
Will Leeの周辺にいるミュージシャンは、Willはもちろんですが本当に人柄が素晴らしい方ばかりです。皆これだけのキャリアを持っているのに僕みたいな薄汚いバックパッカーにとても親切丁寧に接してくれて、情熱をもってレコーディングに取り組んでくれて・・・僕もこういう風にありたいなぁ・・・でも根本的に性格悪いから難しいだろうな(ガハハ)。
さて、David Mannのレコーディングは本当に急遽決まったので、New York最終日の昼間に行なわれたのですが、夕方にセッションを終えた後、Jay Messinaのお誘いで彼の自宅付近のバーでハング。その後ミックスの打ち合わせも兼ねてJayの自宅兼スタジオにお邪魔したのですが・・・
まだ完パケ前のJohn Lennon『Double Fantasy』リミックスヴァージョンを聴かせてもらいました。
・・・これは・・・そんじょそこらの「リマスタリング」「リミックス」とは一線を画す凄いプロジェクトですよ。今までの『Double Fantasy』のイメージが180度変わります。ヨーコ・オノさんからトップシークレットの厳命が下っていたものの、ようやく1週間前に情報解禁になったそうです。
ところで、Jayの家に遊びに行く際、去年11月に初めてNew Yorkを訪れた際に宿泊したユースホステルの前をたまたま通りがかりました。懐かしさのあまり、思わず写真をパチリ。

由緒正しき建物をそのままつかっているので外観は立派ですが・・・12人部屋でバスルームは各階に1つ。男性女性と交互に1つなので、実質2フロアに1つ。ここでよく2週間もサヴァイヴしたなぁ。と、いいつつSan Franciscoには友達がいないのでまた懲りずにホステルに泊まるつもりです。根っからのバックパッカーとかそういうんじゃなくて、単純にお金がないだけです。
そして!!!
去年11月に初めてこの街に来て、Steve Gaddのライヴをiridiumで毎日観ているうちに親しくなったイギリス版村瀬さん(村瀬さん=Steve Gaddの大ファン・笑)、Philがなんと偶然Manhattanを訪れていたんです!電話をくれて、iridiumでBernard Purdieが叩くというので、急遽ハングアウトすることに。iridium、懐かしいーーーー!!!!

Bernard “Pretty” Purdieも相変わらず超ご機嫌グルーヴ。メインはDoug Wambleという凄まじいスライドギターと歌声のブルースシンガー。そして7弦ギターの名手Charlie Hunterもサポート。Purdie目当てで行きましたが、DougとCharlieにも完全にノックアウトされました。DougはNashville Tennessee出身。終演後色々とインタヴューしたのですが、彼のリゾネイターギターに非常に興味を持って、というか「同じの欲しい・・・」状態だったので聞いてみたら、チェコ共和国のAmisterというメーカーだそう。そもそもリゾネイターギターってチェコで発明されたんですって。全然知らなかった・・・。しかしチェコの楽器じゃなかなか手に入れるの大変でしょう?と聞いたら、「いや、ナッシュヴィルにディーラーがいるから簡単簡単」とのこと。全米でも本場のナッシュヴィルオンリーとなると、日本では全然難しそうデス。
ところでBernard、僕が「覚えてくれているかなぁ〜・・・」とソロリソロリと近づいて行くと・・・
「おい、なんだお前NYに来る時は電話しろって言ったじゃないか!もうお前なんか大嫌いだー!!!」
と、なんとビックリ覚えていてくれました。そう、NYに来る時は電話するって約束したんでした。でも、Bernardはミュージカルの仕事は辞めちゃったみたいだし、何にも用事無いのに電話するのはアレかなぁと思って・・・。しかし「11月以来だからもう半年以上経つね」なんて、月まで覚えていて凄い・・・。しかし相変わらず可愛い(笑)
今取り組んでいるプロジェクトについて話して、このアルバムがたくさん売れたら次のアルバムではドラム叩いてくださいね!と約束してお別れ。(この約束はさて叶うのでしょうか。)
ライヴ終演後はPhilとアイリッシュパブで一杯ひっかけて(っていうと日本酒でも飲んだみたいな言い方ですが、僕はレモネードです。Philはもちろんギネス。)、深夜帰宅。

さぁ、ここからが大変。急遽差し込んだSaxレコーディングの準備で大わらわで、San Franciscoでレコーディングする曲の仮歌を録音していなかったんです!で、マイクスタンドもなかったので57を手持ちで、もう片方の手でポップスクリーンを持って、洗濯もしなければならなかったのでパンツ一丁で(いやホントにしょうがなかったんですってば!)仮歌を録音しました。良かった、あらゆる点で苦情来なくて(笑)
仮歌録音終了後はお世話になったミカさん宅のお掃除をしたり、洗濯したり、余ったシリアルを大量に食べたり、余ったオレンジジュースを大量に飲んだり、余ったスコーンを大量に食べたりして、そうこうしているうちに飛行機の時間が迫ってきたので慌てて荷物をまとめてアパートメントを飛び出すと、やっぱりキャブが僕を待っていたかのように目の前に止まっていて、しかも今度は陽気な黒人のおにいちゃんがトランクを開けて外で待っていて、「JFK?」と。
一体このアパートメントはどうなってるんだ?(笑)





