James Taylor
しゃ、しゃ、写真を撮り忘れたぁーーーーーー!!!
というわけでいつものようなレコーディング風景の写真はありませんが、James TaylorのツアーでSan Francisco滞在中のFiddleプレイヤー、Andrea Zonnとレコーディング。フィドル2曲、そしてバックグラウンドヴォーカルでも1曲参加してもらいました。やっぱり凄まじいミュージシャンシップ、そしてトーン・・・先日のSaxレコーディング同様、非常にスムースに終わりました。オンラインで先に音源を送っておいて、譜面は当日持って行くね!という段取りになっていたのですが、なんと自分で譜面を起こしてくれていました。ツアー中だというのに・・・とにかく本当に素晴らしい人柄で、あまりに親切にしてくれるのでなんだか涙が出そうでした。
どこで録音したかというと、James Taylor/Carol King御一行が滞在中の某超高級ホテル。なんせ高級ホテルなのでアイソレーション(防音・遮音)は大丈夫なんですが、唯一の問題点は、ミュージシャン自宅訪問やレコーディングスタジオ間借りとは違ってマイクスタンドがないこと(←さすがにマイクスタンドは持ち歩いていない)。
とういうわけで、録音前日に前乗りして、ギターセンターで一番安いマイクスタンドをゲット。なんかツマミがすぐ取れるし、なんとなくグラグラしてるんですけど(笑)、とりあえず1回限りの使用だからまぁなんとか・・・
ところで、San Franciscoではホステルに宿泊するつもりだったんですが、ヴァケイションシーズンの土曜日ということもあってどこも完全に満室。空港のロビーに泊まろうと思ったのですが、よく考えたら翌日のレコーディングはダウンタウンで昼前から開始予定。マイクスタンド用意したりすることを考えたら、どう考えても前日のうちにダウンタウンに移動しておかなければなりません。それで、まずは空港から地下鉄でダウンタウンに行き、地元の人が利用していそうな日用品店でここらで一番安いホテルはどこかと聞いたんです。教えてもらった住所目指して移動を始めたんですが、どうも雲行きが怪しい。街の雰囲気がなんか変だし、異常に臭いんです(笑)。
なんかビクビクしながら歩いていたら、えーっと、まず、黒人の女性が道に倒れているんですね。そばを通ると(通り道だから仕方ない)、なんと明らかにお亡くなりになっているんです。つまり死体なんです。周りの人々(基本ホームレス風の黒人さん)は特に気に留める様子もなく・・・「マジ?」と思いつつ、僕も見て見ぬ振りをして通り過ぎると、ほどなくして救急車とパトカーが数台やってきました。で、大都市のダウンタウンお決まりの「チェンジプリーズ(小銭ください)」な人々や、白昼堂々明らかによろしくないお薬であちらの世界にいかれている方々、わけもなく大声で怒鳴り散らしている怖いおじさん等々・・・
あの、もしかして僕、スラム街に宿をとってしまいました・・・?
Andreaのホテルからも数ブロックだし、1人部屋で40ドルなんてステキ!と思ったのですが(普通のホステルは6〜10人部屋で30ドル前後)、世の中そんなに甘くないですね・・・。
しかしロケーションはともかくとして、いざホテルに着くと意外に綺麗なんです。受付のお兄ちゃんは凄くナイスガイだし、部屋もとても良い感じ。ベッドも固めの分厚いスプリングマットレスでクイーンサイズ。シャワーとトイレは各フロア共有ですが、1フロアに2つずつあるので全然OK。ミネラルウォーター(ペットボトル)がロビーに用意されていて自由にもらって良いし、ロビーに行けばWi-Fiもあるし、とても居心地の良いホテルでした。夜になったら明らかにヤバいエリアなので、荷物だけ置いてすぐにギターセンターにマイクスタンドを買いに行き、明るいうちにホテルに戻ることに。無事スタンドをゲットしてその帰り道、夕食にしようと全米チェーンの極々普通のメキシカンファストフードへ。ところが、ここでもお薬でおいきになられた黒人さんがビュッフェのスープに手を突っ込んで大騒ぎ。気分が悪くなったので食事もそこそこにホテルへ戻り、翌日のレコーディングに備えて色々と準備。で、翌朝チェックアウトしてスラム街を脱出、Andreaの待つホテルへ向かい、彼女の部屋でレコーディングを行なったというわけでした。
サンフランシスコ、街の景観は素晴らしいですが、とにかく僕にとっては異常なまでに居心地の悪い街です。ボストンと全く同じ。歩道がレンガだったりして、とても僕好みのランドスケープなんですけどね・・・。
この街で唯一僕の心をときめかせたのは、オールドスクールな路面電車!元「撮り鉄」の血が騒がないわけがありません!買ったばかりのマイクスタンドを小脇にかかえ、ホームの端でパシャパシャ!パシャパシャ!Andreaとの写真が無い代わりに、路面電車作品集をご覧下さい。(あーこれでただでさえ少ない女性ファンがさらに減る・・・)


僕が一番好きなのはこのコ!にっこり微笑んでいるように見えませんか!?可愛い!!!!(シャッター速度の設定をミスってちょっとブレちゃってますが・・・)

Andreaのレコーディングは夕方の早い時間に終わりましたが、観光する気は全く起きず、ホテルから地下鉄の駅に直行。22:00のフライトなのにもう空港のロビーにいます(今は17:00)。Wi-Fiも電源もあってヴァラエティ豊かなイートインがあって、コージーな椅子があって、何より綺麗で、本当に空港というのはバックパッカーフレンドリーな場所です。(ターミナルという映画を思い出しますね。)
2010/07/19 09:33
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Sax頼むなら絶対にDavidでしょう、と、若林さんやJohn、Willからの提案を受けて、Willに紹介していただきました。で、やっぱりDavidの家に押しかけて(笑)自宅レコーディング。会った瞬間なんか見たことあるんだよなぁ・・・と思ったら、まずJames TaylorのLive at Beacon TheatreというDVDで吹いていて(Carlos Vegaが急逝したためにSteve Jordanが急遽代役を務めた、ちょっと風変わりな編成)、さらにBillboard Live TokyoでChristopher Cross、Michael Franksで計4回来日。うむ、僕は知らず知らずのうちに生でも見ていたんですね。
で、自分が書いた過去の記事を読み返すと・・・近い将来自分の曲で吹いてもらうこともつゆ知らず、当時の臼井君はDavidのことをベタ褒めしてました(笑)
Christopher Cross(5/Apr/2009)
Michael Franks(10/Jan/2010)
で、やっぱり音色が信じられない程スムース・・・特にソプラノはとろけそうでした。しかも2曲目が終わった時にDavidが「この曲、オーバーダブで『1人ホーンセクション』やってみていい?」という提案で、急遽2人であーだこーだとラインを考えてホーンを入れることに。ラインさえ決まってしまえばあとはサクサクで、あっという間に素晴らしいホーンセクションが出来上がってしまいました。
Will Leeの周辺にいるミュージシャンは、Willはもちろんですが本当に人柄が素晴らしい方ばかりです。皆これだけのキャリアを持っているのに僕みたいな薄汚いバックパッカーにとても親切丁寧に接してくれて、情熱をもってレコーディングに取り組んでくれて・・・僕もこういう風にありたいなぁ・・・でも根本的に性格悪いから難しいだろうな(ガハハ)。
さて、David Mannのレコーディングは本当に急遽決まったので、New York最終日の昼間に行なわれたのですが、夕方にセッションを終えた後、Jay Messinaのお誘いで彼の自宅付近のバーでハング。その後ミックスの打ち合わせも兼ねてJayの自宅兼スタジオにお邪魔したのですが・・・
まだ完パケ前のJohn Lennon『Double Fantasy』リミックスヴァージョンを聴かせてもらいました。
・・・これは・・・そんじょそこらの「リマスタリング」「リミックス」とは一線を画す凄いプロジェクトですよ。今までの『Double Fantasy』のイメージが180度変わります。ヨーコ・オノさんからトップシークレットの厳命が下っていたものの、ようやく1週間前に情報解禁になったそうです。
ところで、Jayの家に遊びに行く際、去年11月に初めてNew Yorkを訪れた際に宿泊したユースホステルの前をたまたま通りがかりました。懐かしさのあまり、思わず写真をパチリ。

由緒正しき建物をそのままつかっているので外観は立派ですが・・・12人部屋でバスルームは各階に1つ。男性女性と交互に1つなので、実質2フロアに1つ。ここでよく2週間もサヴァイヴしたなぁ。と、いいつつSan Franciscoには友達がいないのでまた懲りずにホステルに泊まるつもりです。根っからのバックパッカーとかそういうんじゃなくて、単純にお金がないだけです。
そして!!!
去年11月に初めてこの街に来て、Steve Gaddのライヴをiridiumで毎日観ているうちに親しくなったイギリス版村瀬さん(村瀬さん=Steve Gaddの大ファン・笑)、Philがなんと偶然Manhattanを訪れていたんです!電話をくれて、iridiumでBernard Purdieが叩くというので、急遽ハングアウトすることに。iridium、懐かしいーーーー!!!!

Bernard “Pretty” Purdieも相変わらず超ご機嫌グルーヴ。メインはDoug Wambleという凄まじいスライドギターと歌声のブルースシンガー。そして7弦ギターの名手Charlie Hunterもサポート。Purdie目当てで行きましたが、DougとCharlieにも完全にノックアウトされました。DougはNashville Tennessee出身。終演後色々とインタヴューしたのですが、彼のリゾネイターギターに非常に興味を持って、というか「同じの欲しい・・・」状態だったので聞いてみたら、チェコ共和国のAmisterというメーカーだそう。そもそもリゾネイターギターってチェコで発明されたんですって。全然知らなかった・・・。しかしチェコの楽器じゃなかなか手に入れるの大変でしょう?と聞いたら、「いや、ナッシュヴィルにディーラーがいるから簡単簡単」とのこと。全米でも本場のナッシュヴィルオンリーとなると、日本では全然難しそうデス。
ところでBernard、僕が「覚えてくれているかなぁ〜・・・」とソロリソロリと近づいて行くと・・・
「おい、なんだお前NYに来る時は電話しろって言ったじゃないか!もうお前なんか大嫌いだー!!!」
と、なんとビックリ覚えていてくれました。そう、NYに来る時は電話するって約束したんでした。でも、Bernardはミュージカルの仕事は辞めちゃったみたいだし、何にも用事無いのに電話するのはアレかなぁと思って・・・。しかし「11月以来だからもう半年以上経つね」なんて、月まで覚えていて凄い・・・。しかし相変わらず可愛い(笑)
今取り組んでいるプロジェクトについて話して、このアルバムがたくさん売れたら次のアルバムではドラム叩いてくださいね!と約束してお別れ。(この約束はさて叶うのでしょうか。)
ライヴ終演後はPhilとアイリッシュパブで一杯ひっかけて(っていうと日本酒でも飲んだみたいな言い方ですが、僕はレモネードです。Philはもちろんギネス。)、深夜帰宅。

さぁ、ここからが大変。急遽差し込んだSaxレコーディングの準備で大わらわで、San Franciscoでレコーディングする曲の仮歌を録音していなかったんです!で、マイクスタンドもなかったので57を手持ちで、もう片方の手でポップスクリーンを持って、洗濯もしなければならなかったのでパンツ一丁で(いやホントにしょうがなかったんですってば!)仮歌を録音しました。良かった、あらゆる点で苦情来なくて(笑)
仮歌録音終了後はお世話になったミカさん宅のお掃除をしたり、洗濯したり、余ったシリアルを大量に食べたり、余ったオレンジジュースを大量に飲んだり、余ったスコーンを大量に食べたりして、そうこうしているうちに飛行機の時間が迫ってきたので慌てて荷物をまとめてアパートメントを飛び出すと、やっぱりキャブが僕を待っていたかのように目の前に止まっていて、しかも今度は陽気な黒人のおにいちゃんがトランクを開けて外で待っていて、「JFK?」と。
一体このアパートメントはどうなってるんだ?(笑)

昨日は遂にLarry Goldingsとレコーディングしました。
James Taylor、Norah Jones、John Mayer、Christina Aguilera、Lee Ritenour・・・今をときめく超ファーストコールのキーボーディスト、本当に来てくれるのかしらん、偽者だったらどうしようなどと当日まで(結構真剣に)不安に思いつつ、Ricky Lee Jonesのプロデューサー、Sheldon Gombergのスタジオで朝からセッティング開始。(泊めてくれているKen Rangkutyの家のすぐそばで大助かり!)
スタジオのPro Toolsは使わずに、やっぱり全て持ち込みのマイク、H/A、D/Aでセッティング。キーボードブースにはHammond C-3、Wurlitzer 200A、Fender Rhodes Suitcase、Leslie 122、Wing & Sonのアップライトピアノ(何故かペダルが5個・笑)が入っていて、かなり狭いんですが物凄く良い雰囲気。


Leslieを自分でマイキングするのは初めてだったのですが(それなのにプレイヤーがLarry Goldings・笑)、事前にJay Messinaに電話してマイキングのコツを伝授してもらい、マイキング後はSheldonに位相をチェックしてもらって問題が無い事を確認、一安心。
Larryも早めにスタジオに来てくれて(ホンモノでした・・・って当たり前か)、途中デリバリーでタイ料理をオーダー、庭でランチを食べたりしながら順調にレコーディングを終える事が出来ました。
で、レコーディングが終わった後は・・・
オキマリの「ヤラセ写真撮影会」!!

全くコンソールルーム使ってないんですけど・・・めちゃくちゃ本格的に見える(笑)。
「ケン、スピーカーの向こうに広がる無限の可能性を感じるか?」と言って、やっぱり笑わせて来るLarry。

ところで後方に写っている背の高いショックマウントラックケース、一番上にFourcusriteのISA215というRupert Neveの素晴らしいプリアンプが入っていて(青いヤツ)、他にも1176とかGML8200とか、とにかく素晴らしい「鉄板」機材がギッシリ詰まっているのですが、どこかで見覚えがあって・・・
そう、先々月Hollywoodに来た時にArnold McCullerに連れられて訪ねたSunset Soundで見たセットと全く同じ!
Sheldonに、「あの、このラック・・・」と聞くと、すかさず「あぁ、それは僕のじゃないよ、一昨日くらいにJoe Chiccarelliが置いていったんだ。」と。やっぱり!Joeとはつい最近知り合ったばかりのようでしたが、なんたる偶然。
ところでSheldonは矢沢永吉さんやアン・ルイスさんのバンドでベースを弾いていたので日本滞在歴も長く、「とろろそば」と「もずく」が大好物だそう。でも、実は彼、今は病気で足を悪くして、車椅子生活を余儀なくされているんです。そんなわけで、日本に旅行に行きたいけどなかなか難しい、と。特に「とろろそば」は美味しいものが見つからないようで・・・レトルト系で「とろろ」「もずく」の美味しいのがあったら送ってあげようと思っているので、情報をお持ちの方がいらしたら是非教えて下さい!!
※オマケ:今日の猫。

2010/07/12 06:19
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今回の渡米レコーディングで持って行った機材の中に、Sonic Researchの「Turbo Tuner ST-200」というものがあります。これは何かというと、その名の通り「チューナー」、つまり楽器をチューニングするための機械です。ミュージシャン(というより弦楽器奏者?)なら誰しも自分のチューナーを持っているので、プロデューサー兼レコーディングエンジニアといった立場の僕がそんなものをわざわざ持ち歩く必要なんて無いんです。普通に考えれば。
ところが、今回のプロジェクトは自宅にあるRhodes、Wurlitzerといったエレピに合わせて、全てA=441Hzで録音しています。グランドピアノをスタジオで録音するときも、必ず事前に調律を入れてピッチ上げを行ないます。(もっとも、最近はA=441Hzが主流になりつつありますが・・・)
普通チューナーはA=440Hzでセッティングされていますので、ミュージシャンが普段使っているチューナーを、説明書無しですぐにA=441Hzにキャリブレイト出来るかどうか(「このボタンとこのボタンを同時に長押しするとキャリブレイション設定変更が出来る」というような、パッと見では設定方法がよくわからないチューナーも世の中には多いのです。余計な事に時間使いたくないですからね。)、そしてミュージシャンの普段使っている機材の設定を自分の録音のために変えさせるのはちょっと・・・という気持ちもあり、今回参加していただいたミュージシャンには全てこのチューナーで調律してもらったというわけです。
で、何故このチューナーか。
これはストロボチューナーといって、通常のチューナーよりも遥かに高い精度でチューニング出来るものなのですが、このチューナーでキチンと調律すると、本当に楽器が変わったように「鳴り」が良くなるんです。特にギターやベースはそもそもがピッチの不安定な楽器なので、調律は本当に大切。これでバチッと調律した後にコードを鳴らすと、本当にうっとりする程美しい・・・ましてやたくさんの楽器が重なってくるレコーディングでは、それぞれの楽器をシビアに調律しておかないと、曲が持つ倍音がめちゃくちゃになってしまう可能性もあるので、僕はチューニング・調律をとても重要視しています。
とはいえ僕がストロボチューナーに興味を持ったのは、やっぱりJames Taylorの影響。武道館最前列でギターテックがPeterson(デジタルストロボの草分け的メーカー)のStrobo Stompというチューナーを使って調律していたんです。James Taylorのやっていることは何でも真似したがる真似っこ小猿の僕は、早速Petersonの製品についてリサーチを開始したのですが、ストロボチューナーは高い・・・定価で5万円とかするんです(!)
それで色々調べているうちに辿り着いたのが、このSonic Research「Turbo Tuner ST-200」。今は日本でも売られているかもしれませんが、そのときは代理店が決まっていなかったようで、個人輸入しました。アメリカの製品です。たったの1万円ちょっと。それで、Petersonを遥かに上回る0.02セントの精度、なおかつボディが小さい(Peterson Strobo Stompはデカい)!もちろんトゥルーバイパス!
あまりに正確過ぎて、ヴィンテージの楽器でペグがオリジナルのままだと(つまりギア比が高く無かったりすると)、調律するのにとても手間取りますが・・・(笑)きちんとしたペグであればまず間違いありません。
日本でのレコーディングセッションでこのチューナーを使っていただいた中村’Jizo’敬治さんには大変気に入っていただけて、メーカー・型番などをメモして行かれました。(弦が多く、しかもペダルでベンドするペダルスティールギターにはまさに持ってこいのチューナーですよね!)そして、Muscle ShoalsレコーディングでもDavid Hoodがセッション終了後同じようにメーカー・型番をメモ、「絶対買う」と言って帰って行きました。ガジェット大好きなWill Leeも当然大興奮、「日本のテクノロジーはやっぱりハンパ無いな!!!!」「いや、アメリカのメーカーです(笑)」。
レコーディング中に(というよりおしゃべりを終えてセッションに戻った際に)、何故か突然A=440Hzに戻ってしまうという事故がありました。Willがベースを弾き始めた瞬間レコーダーをストップさせて「なんかベースの音低くない?」と言うのでチェックしたところ、セッティングが変わってしまっていた事に気付いたのですが、ベースという楽器で1Hzの違いにすぐ気付くなんてさすがの耳・・・僕は全然気付きませんでした(笑)
2ヶ月近く使っていて一度も設定が勝手に変わる事なんて無かったので首をかしげつつ再設定している僕に、Willが「アメリカメイドだからね」と(笑)
そしてWillとのセッションではおしゃべりの時間が長過ぎ、うっかりその間ずっと電源を入れっ放しにしていたので、電池が切れてしまったんです。電池を入れ替えて「さてチューニング」という段になって、Willが「おい、これA=441のキャリブレイション設定記憶してるぞ!電池交換したのに!フラッシュメモリでも入ってるのかな?」と。
そう、このチューナー、こんなに安いのに、電池切れでも設定を記憶しておいてくれるんです・・・僕もこのとき初めて気が付いたんですが、凄い!
Willももちろんお買い上げ決定の模様でしたが、Willはそれぞれのベースにそれぞれのギグバッグを用意していて、さらに全てのギグバッグにチューナーを入れているんです。今使っているのはBOSSの定番TU-2、15台くらい持っているそうで、いくらSonic Researchのコストパフォーマンスが良いとはいえ、全て取り替えるのは結構お金かかるなぁと思案顔のWill。しかも急に、「あれ、そういえば俺BOSSのエンドーサーだからステージでSonic Research使ったらダメかも!」と。エンドースはややこしいですね。
と、いうわけですっかりSonic Researchの回し者状態ですが、欠点をあげるとすれば・・・
1.マイクが付いていないので、ピックアップのついていないアコースティック楽器のチューニングには、チューニング用クリップマイクが必要。
2.マイクを内蔵していないのに、ケーブルを挿していない状態でもスイッチを押すと電源が入る。つまり、バッグに入れている間に何かの拍子でスイッチが押されると、そのまま電源が入りっぱなしになってしまう。(Willもこの点については「リスキーだ」と。)
しかしその反応の速さ、正確さは唯一無二です。「チューナーで調律した後に、最後はリファレンスコードを鳴らして自分の耳を頼りに最終調整している」、といった人には是非試してみて欲しい逸品!
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