Bernard Purdie

Recording with David Mann

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Sax頼むなら絶対にDavidでしょう、と、若林さんやJohn、Willからの提案を受けて、Willに紹介していただきました。で、やっぱりDavidの家に押しかけて(笑)自宅レコーディング。会った瞬間なんか見たことあるんだよなぁ・・・と思ったら、まずJames TaylorのLive at Beacon TheatreというDVDで吹いていて(Carlos Vegaが急逝したためにSteve Jordanが急遽代役を務めた、ちょっと風変わりな編成)、さらにBillboard Live TokyoでChristopher Cross、Michael Franksで計4回来日。うむ、僕は知らず知らずのうちに生でも見ていたんですね。

で、自分が書いた過去の記事を読み返すと・・・近い将来自分の曲で吹いてもらうこともつゆ知らず、当時の臼井君はDavidのことをベタ褒めしてました(笑)
Christopher Cross(5/Apr/2009)
Michael Franks(10/Jan/2010)

で、やっぱり音色が信じられない程スムース・・・特にソプラノはとろけそうでした。しかも2曲目が終わった時にDavidが「この曲、オーバーダブで『1人ホーンセクション』やってみていい?」という提案で、急遽2人であーだこーだとラインを考えてホーンを入れることに。ラインさえ決まってしまえばあとはサクサクで、あっという間に素晴らしいホーンセクションが出来上がってしまいました。

Will Leeの周辺にいるミュージシャンは、Willはもちろんですが本当に人柄が素晴らしい方ばかりです。皆これだけのキャリアを持っているのに僕みたいな薄汚いバックパッカーにとても親切丁寧に接してくれて、情熱をもってレコーディングに取り組んでくれて・・・僕もこういう風にありたいなぁ・・・でも根本的に性格悪いから難しいだろうな(ガハハ)。

さて、David Mannのレコーディングは本当に急遽決まったので、New York最終日の昼間に行なわれたのですが、夕方にセッションを終えた後、Jay Messinaのお誘いで彼の自宅付近のバーでハング。その後ミックスの打ち合わせも兼ねてJayの自宅兼スタジオにお邪魔したのですが・・・

まだ完パケ前のJohn Lennon『Double Fantasy』リミックスヴァージョンを聴かせてもらいました。

・・・これは・・・そんじょそこらの「リマスタリング」「リミックス」とは一線を画す凄いプロジェクトですよ。今までの『Double Fantasy』のイメージが180度変わります。ヨーコ・オノさんからトップシークレットの厳命が下っていたものの、ようやく1週間前に情報解禁になったそうです。

ところで、Jayの家に遊びに行く際、去年11月に初めてNew Yorkを訪れた際に宿泊したユースホステルの前をたまたま通りがかりました。懐かしさのあまり、思わず写真をパチリ。
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由緒正しき建物をそのままつかっているので外観は立派ですが・・・12人部屋でバスルームは各階に1つ。男性女性と交互に1つなので、実質2フロアに1つ。ここでよく2週間もサヴァイヴしたなぁ。と、いいつつSan Franciscoには友達がいないのでまた懲りずにホステルに泊まるつもりです。根っからのバックパッカーとかそういうんじゃなくて、単純にお金がないだけです。

そして!!!

去年11月に初めてこの街に来て、Steve Gaddのライヴをiridiumで毎日観ているうちに親しくなったイギリス版村瀬さん(村瀬さん=Steve Gaddの大ファン・笑)、Philがなんと偶然Manhattanを訪れていたんです!電話をくれて、iridiumでBernard Purdieが叩くというので、急遽ハングアウトすることに。iridium、懐かしいーーーー!!!!
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Bernard “Pretty” Purdieも相変わらず超ご機嫌グルーヴ。メインはDoug Wambleという凄まじいスライドギターと歌声のブルースシンガー。そして7弦ギターの名手Charlie Hunterもサポート。Purdie目当てで行きましたが、DougとCharlieにも完全にノックアウトされました。DougはNashville Tennessee出身。終演後色々とインタヴューしたのですが、彼のリゾネイターギターに非常に興味を持って、というか「同じの欲しい・・・」状態だったので聞いてみたら、チェコ共和国のAmisterというメーカーだそう。そもそもリゾネイターギターってチェコで発明されたんですって。全然知らなかった・・・。しかしチェコの楽器じゃなかなか手に入れるの大変でしょう?と聞いたら、「いや、ナッシュヴィルにディーラーがいるから簡単簡単」とのこと。全米でも本場のナッシュヴィルオンリーとなると、日本では全然難しそうデス。

ところでBernard、僕が「覚えてくれているかなぁ〜・・・」とソロリソロリと近づいて行くと・・・

「おい、なんだお前NYに来る時は電話しろって言ったじゃないか!もうお前なんか大嫌いだー!!!」

と、なんとビックリ覚えていてくれました。そう、NYに来る時は電話するって約束したんでした。でも、Bernardはミュージカルの仕事は辞めちゃったみたいだし、何にも用事無いのに電話するのはアレかなぁと思って・・・。しかし「11月以来だからもう半年以上経つね」なんて、月まで覚えていて凄い・・・。しかし相変わらず可愛い(笑)

今取り組んでいるプロジェクトについて話して、このアルバムがたくさん売れたら次のアルバムではドラム叩いてくださいね!と約束してお別れ。(この約束はさて叶うのでしょうか。)

ライヴ終演後はPhilとアイリッシュパブで一杯ひっかけて(っていうと日本酒でも飲んだみたいな言い方ですが、僕はレモネードです。Philはもちろんギネス。)、深夜帰宅。
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さぁ、ここからが大変。急遽差し込んだSaxレコーディングの準備で大わらわで、San Franciscoでレコーディングする曲の仮歌を録音していなかったんです!で、マイクスタンドもなかったので57を手持ちで、もう片方の手でポップスクリーンを持って、洗濯もしなければならなかったのでパンツ一丁で(いやホントにしょうがなかったんですってば!)仮歌を録音しました。良かった、あらゆる点で苦情来なくて(笑)

仮歌録音終了後はお世話になったミカさん宅のお掃除をしたり、洗濯したり、余ったシリアルを大量に食べたり、余ったオレンジジュースを大量に飲んだり、余ったスコーンを大量に食べたりして、そうこうしているうちに飛行機の時間が迫ってきたので慌てて荷物をまとめてアパートメントを飛び出すと、やっぱりキャブが僕を待っていたかのように目の前に止まっていて、しかも今度は陽気な黒人のおにいちゃんがトランクを開けて外で待っていて、「JFK?」と。

一体このアパートメントはどうなってるんだ?(笑)

"Hair" @ The Al Hirschfeld Theatre Part2

マティネイに引き続き、イヴニングショウ。

Burnard PurdieとBox Officeの方の粋な図らいで、格安でオーケストラ席に入れていただきました。劇の序盤、遅刻してきたお客さんに向かって準主役キャストが「なんで遅れたの?」と執拗に絡んだり、年配のお客さんにお下品な絡みをして笑いを取ろうとしたら逆にそのおばさまが下着をはぎ取ろうとしたり、ハプニング続出で大爆笑。

下着をはぎ取られそうになってキャストがリアルに慌てていると、すかさずバックバンドがE7一発でかき回します。こういうのが、生のミュージカルの醍醐味!

マティネイとは微妙に笑いの起こる箇所が違ったりして、なかなか面白かった。週末の夜なんかはもっと盛り上がるんだろうなぁ。

ところでこのミュージカル、”Rocky Horror Show”と”Monty Python”への明らかなオマージュが含まれているのですが、調べてみると、”Rocky Horror Show”の初演が1973年7月19日、”Monty Python”の放映開始が1969年10月5日、そして”Hair”の初演が1967年10月(オンブロードウェイ進出は翌1968年4月)。つまり、この中で”Hair”が一番最初なんですよね。

“Rocky Horror Show”と”Monty Python”へのオマージュは、恐らく今回のリプロダクションで加えられた演出なのでしょう。でも、エンディングでお客さんをステージに上げるのは初演時からの演出で、当時としては画期的なものだったようです。もちろん、僕はイヴニングショウでも上がってきました。だってBernard Purdieのグルーヴで自由に踊っていいんですよ?楽し〜い!

ちなみに、劇の中ではBernard Purdieのドラムソロもあり、パーディーシャッフルが繰り出される曲やWilbur Bascombの「あの」ベキベキサウンドが炸裂する曲もあって、音楽を聴くだけでもチケットを買う価値アリです。鍵盤2人、ギター2人、ドラム、ベース、パーカッションに3ブラス1サックス。指揮は鍵盤奏者(若い女性)の弾き振りなのですが、その指揮が明瞭・的確で素晴らしい!Bernard Purdieも、彼女については「ほんと、良い仕事しているよ。」と褒めていました。

で、エンディングでステージに上がった時にバンドピットにソロリと近づいてチェックすると、なんと譜面台の隣にステージ上の役者の動きを正面から映し出すモニターが設置されているんです。それを見て役者とタイミングを合わせていたんですね!しかも、各バンドメンバーの譜面台の隣にもモニターがあって、そこには役者ではなく指揮者兼キーボードの女性の姿が映し出されているのです。つまり、全員が周りをキョロキョロすることなく、非常にスマートに息を合わせることが出来るという訳。こんなテクノロジーが導入されているとは・・・

終演後は、今度はWilbur Bascombと先にお会いしました。「2回も来てくれてありがとう!どうだった?」と聞かれたので、「楽しかったです!」と答えると、「それは良かった。日本のみんなに俺がまだ生きていることを伝えておいてくれ。そしたら誰か呼んでくれるかもしれないからな!」と言って笑うウィルバー「バッド」バスコム氏。この方、雰囲気や喋り方が本当に若い!とてもJeff Beckと一緒にやっていた世代とは思えない・・・。パーカーにジーンズという出で立ちで、Manhattanの人混みへ消えて行きました。

Bernard Purdieは僕の姿を見つけるや否や、やっぱりおじいちゃんみたいな優しい笑みを見せてくれます。

「地下鉄かバスに乗るんだ」と言いながら、8thアヴェニューに向かって歩き出すパーディー。「ミュージカルの公演中はマンハッタンに滞在しているんですか?」と聞くと、「いんにゃ、アップタウンに車を止めてあって、それを運転して家まで帰ってるよ。」とのこと。

ん?パーディーさん、隣の州のNew Jerseyにお住まいですよね・・・?2時間半の上演時間(週に2日は1日2回)で毎日自分で運転してNew JerseyとManhattanを行き来?!そりゃ大変だ!と驚いていると、「速ければ30分くらいで着いちゃうよ。渋滞に巻き込まれて2時間くらいかかったこともあるけど、全然大変じゃないよ。お、ちょうどバスが来た!走るよ!アーユーレディー?」と言って赤信号無視で走り出すので、ドキドキしながら追走。

中折れ帽を片手で押さえて走るプリティパーディー、その姿はまさに・・・

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そう、Jimmy Rushingの『The Jazz Odyssey of James Rushing Esq』のカヴァーアート!これは本当に名作です。あー、早く家に帰ってレコード聴きたくなって来た・・・

無事にバスを捕まえたパーディー氏とは日本での再会を約束してお別れ。でも、「お前もこっち来る時は必ず電話で知らせるんだぞ」と、やっぱり優しいおじいちゃんなのでした。

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ところで、Bernard Purdie、実は来る2009年12月14日・15日にBillboard Live Tokyoで行なわれるDavid T. Walkerの公演にお声がかかっていたようです。日本に来る予定を伺ったところ、「12月に誘われていたんだけど、このミュージカルがあるから都合がつかなかったんだよね。今改めて調整してるところ。」とおっしゃるので、「12月といえばMr. David T. WalkerがBillboard Live Tokyoで公演を行なうようですが・・・」と言うと、「あ、もうアナウンスされているんだ?そうそう、その話なんだよ。」と。

Bernard PurdieとDavid T. Walkerの抱き合わせ公演、観たかったなぁ!実現せず残念。しかしさすがはBillboard Live、ファンが何を望んでいるのか良くお分かりで・・・

ちなみに、パーディーバンドのJohn KorbaやRob Paparozziもお元気だそうで、「みんな仕事でNew Yorkに来た時なんかはこの劇場に顔を出してくれるよ!」とのこと。

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さて、Bernard Purdieとお別れした後、僕が向かった先は・・・

やっぱりApple Store(笑)。24時間営業ですが、夜はフロア半分シャットアウトして掃除したりしています。営業しながらこんなに派手に掃除するっていうのも凄いけど、居心地は良い!もうここに住んじゃおうかな(笑)。

下の写真はApple Storeに行く道すがら撮影した教会。Manhattanでは、こういう建物が高層ビルの間に突如として現れます。
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2009/11/14 03:28 | Category:Bernard Purdie, ライヴ雑感

"Hair" @ The Al Hirschfeld Theatre Part1

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“Hair”、さすがに2009年Tony Award “Best Revival of a Play”を獲得しただけあります。水曜日のマティネイ(昼公演)に行って来たのですが、素晴らしいミュージカルでした。

でも、実はちょっと寝坊しまして・・・ロビーから劇場の中へ入ったときにちょうどぴったり幕が落ちて、その第一印象が、「おぉ〜あのBernard Purdieが『お仕事』してる!」

そう、このミュージカルを観に来ているお客さんの大部分が、まさか黙々とドラムを叩くその男がAretha Franklinの”Live at Fillmore West”やSteely Danの”Aja”といった歴史的名盤にその名を刻んで来たドラマーだとは夢にも思っていないのです。日本では、古くは渋谷ON AIR、最近ではBillboard Live Tokyoを自分の名義の公演でギッシリにしている彼が、大人気ミュージカルの伴奏でお仕事モード。

いつものお茶目な動作は控えめですが、そのグルーヴはまさにRhythm & Blues!!昨日観た”Memphis”は忘れることにします・・・

Bernard Purdieが叩けば、どんな曲でも最高にグルーヴィーなRhythm & Bluesになりますね。一にも二にも、音符の置き方!まさにワン&オンリー。信じられないタイム感です。3点の刻みの音色の豊かさ!軽いのに重い!そして、彼の演奏の一番素晴らしいところは、聴いていると何故か幸せな気分になれること。でも、彼の演奏で幸せな気分を味わうには、彼の可愛らしい独特な叩き姿がとても重要。こればっかりは生で観てこそ、かもしれません。その点、Steve Gaddはレコードで聴いても生で聴いても、与えられる「気分」は変わらないかな。それと、Steve Gaddの演奏は「音を置いている」というより、もっと大きい流れをもって音楽をドライヴさせているイメージ。

こんな具合に全く方向性は異なりますが、僕にとってはこの2人のドラマーが、星の数程いるドラマーの中で最も重要かつ愛すべき存在。

と、何故かドラムの話から始めてしまうドラムフェチの歌手臼井健、ここでこのミュージカルについて軽くご紹介。

60年代のヒッピーカルチャー・フラワームーヴメントに生きた若者達を描いた「反戦、セックス、ドラッグ、ロックンロール(パーディーが叩くからリズム&ブルーズ・笑)」満載のロックミュージカル。ドラッグパーティーに明け暮れ、「Love & Peace」を夢見る青年に、ある日ドラフトカード(召集令状、日本で言う赤紙ですね)が届きます。周りの仲間と一緒に令状を燃やしてしまうか、親の言い付けに従ってお国のために仕えるか・・・

このミュージカルの素晴らしいところは、まず「ヒッピーカルチャー」を美化し過ぎない点。むしろその思想を自虐的な笑いのネタに利用してしまう程なので、非常に計算高いですね。「あの時代はよかった」的な押し付けがましい懐古は一切無し。これはオリジナルの初演が1967年、つまりリアルタイムだったからでしょうか。しかし、リアルタイムであったことを考えると、今度はフラワームーヴメントを生きた青年達をこれだけ第三者的に、冷静に描写出来ていることが凄い。

それに加えて、今回のリヴァイヴァルに関してはとにかく作り込み方が半端じゃありません。衣装、小道具、照明、音響、脇役一人一人の歌唱力。まさに、「髪は・・・」じゃなかった、「神は細部に宿る」。やっぱりやるならここまでやらないと。昨日の”Memphis”で感じたオケの遠さも、全く気にならず。PAが最小限で、生音メインだったので音量に関して言えば昨日よりも小さかったくらいですが、遠くには感じませんでした。音響って不思議です。歌とのバランスも文句無し。

当然のことながら曲も素晴らしい。Nina Simoneがカヴァーしてヒットさせた”Ain’t Got No, I Got Life”を元ネタのミュージカルで聴けて大感激。曲調のヴァリエイションも豊かで、全く飽きさせません。リズム&ブルーズやゴスペルだけではなく、カントリーな曲でバンジョーが出て来たり、サイケな曲でシタールが出て来たり。

演出も素敵でした。キャストが客席をくまなく走り回って「召集令状を燃やそうイヴェント」のビラを配ったり、お客さんとの抱腹絶倒(かつ、かなりお下品な)絡みがあったり。ちなみに下の写真が、僕もキャストから受け取ったイヴェントのビラ。
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エンディングにはなんとお客さんをステージに次々と上げ始めます。僕は安い席(Mezzanine、メザニンと呼ばれる2階席)で観ていたのですが、2階席にも「ステージにおいでよ!」とキャストが呼びかけにくるので、恥を知らない臼井健、もちろんステージに踊りに行きました!Bernard Purdieのマネイジャーには「ステージが終わったら、すぐにステージ向かって右側にある出演者用出口で待ってて!そこにいれば確実に会えるから!」と言われていたのですが、なんとステージの上で会えちゃいました(笑)スタンディングオヴェイションを受けている間(あれ、なんか僕が拍手喝采を受けているみたいな響き・・・)、後ろを振り向いてプリティ・パーディにSay Hello!すぐに気付いてくれました。

実は、DrumsのBernard PurdieとBassのWilbur Bascombは1967年の初演時もこのミュージカルで演奏しているのです!(Wilbur Bascombは初演時はトラだったようですが、40年以上かけてレギュラーの座をゲット?)

終演後、Bernard Purdieが夜の公演に備えて夕飯を食べに行くためWilbur Bascombを待っている間、プチインタヴューを敢行!

臼井健(以下、臼):素晴らしいショウでした。あなたのグルーヴ抜きには”Hair”は”Hair”に成り得ませんね。
Mr. Purdie(以下、パ):それはどうもありがとう。このショウで演奏するのは本当に楽しいよ。
臼:あなたにとって、初演時のHairと今回のHairはどのような違いがありますか?
パ:エナジーだね。よりエネルギッシュになった。
臼:なるほど。もう少し具体的に言うと・・・
パ:実は、今回のリヴァイヴァルにあたって5曲ほど削ったんだ。上演時間は短くなったけど、その分内容がとても濃くなった。凝縮されて、密度が濃くなったと思う。だから、ショウを通してエネルギッシュでいられる。
臼:それは素晴らしいことですね。エネルギッシュ・・・しかし、これから夕飯に行ってとんぼ返りでセカンドショウ・・・週に6日、さらにマチネも2日、なかなかハードなスケジュールですよね。
パ:うん、まぁ結構キツいよ(笑)でも、昔からのミュージシャン仲間も多いから演奏していて本当に楽しいし、何よりリヴァイヴァルでも叩かせてもらえるっていうのは本当に光栄なことだから、全然へっちゃらだな。
臼:昔ながらの仲間といえば・・・

と言って、僕が取り出したレコードは、コレ!!
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90年代にDJ向けに少数生産されたサンプリング用レコード。Mr. Bernard PurdieとMr. Wilbur Bascombの2人によるグルーヴ集、『The Electric Bass Sessions; Pretty Bad Breaks』。(写真は、Mr. Wilbur Bascombが到着してから2人にサインを入れてもらったものです。)

パ:わぉ、また凄いレア盤持って来たね!早くウィルバーに見せたいな。(と言って、ちょうどその場に姿を現した他のバンドメンバーに見せる。「これ、俺とウィルバーだけで作ったレコードだよ」と。)
他のバンドメンバー:2人だけっていうと、つまりベースとドラムのループってこと?
パ:そう。グルーヴだけ。
臼:DJのサンプリングソースとして制作されたわけですよね?
パ:そうそう。
他のバンドメンバー:でもこの2人なら、音楽としてもそれだけで十分だよ。俺たちが上で何か弾く必要は無いね(笑)

と言って、他のバンドメンバー(名前わからず・・・)は笑いながら夕飯へ。

臼:Mr. Wilbur Bascombはめったに日本に来ませんね。というより、来たことあるのかなぁ・・・
パ:行ったこと無いんじゃない?あいつ、街からもなかなか出ないくらいだから(笑)ところで、New Yorkでの日々はどう?楽しんでる?

と、ここでBernard Purdieから逆インタヴュー。ちょっと待って〜、もっと聞きたいことあるのに!

臼:到着したその日から5日連続でSteve Gaddのギグを観て・・・
パ:スティーヴか!どんなバンドだったの?
臼:The Gadd Gang系のリズム&ブルーズバンドですね。良いライヴでした。
パ:そうか、それは楽しかっただろうね。ミュージカルは他に何か観た?
臼:”Memphis”を観ました。でも”Hair”の方がよっぽど良いプロダクションです。今夜の公演も観に来ようかと考えているくらい。
パ:おいでよ!受付に「マティネイも観た」って言えば、安くしてくれると思うよ。
臼:本当ですか?じゃあ来ようかな!(笑)

というやり取りをしている間にWilbur Bascomb到着!
Bernard Purdieが僕のことを紹介してくれて、早速僕が持って来たレコード『The Electric Bass Sessions; Pretty Bad Breaks』を見せます。

Mr. Bascomb(以下、ウィ):懐かしいね!多分発売された時に見て以来かな。
臼:こっちはきっともっと懐かしいですよ・・・

といって取り出したレコードがコチラ。Wilbur Bascombのソロアルバム、『And Future Dreams』!
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ウィ:日本からわざわざこんなの持って来たの?凄いね(笑)ところで、俺が今日弾いてた楽器、この裏ジャケに写っているのと同じなんだよ。ずーっと使い続けてるんだ。

そう言って、裏側にサインを入れてくれました。
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ウィルバーさんが来たので夕飯に行くだろうと思い、僕から「いつか日本にも是非来てくださいよ。」と言いつつお別れしようとすると、プリティ・パーディー、すかさず「次のショウも来るだろ?また後で話そうよ。」と。ハ、ハイ、行きます行きます(笑)。

それにしてもBernard Purdie、日本に来る時はサイン会でもひょうきんなキャラで通していますが、ここNew Yorkでパーソナルに接すると、まるで孫を見るような優しい目で穏やかに接してくれます・・・

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さて、次のショウが始まるまでの3時間で何をしようかなと思い、常にユースホステルのロビーにいる不思議なおじさんから教えてもらったApple Storeに来てみました!下の写真が外からの眺め。リンゴマークが浮いています。初めて実物を見てちょっと感動。Macユーザとして聖地巡礼1ヶ所クリア?
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地下にある店内と地上のエントランスを結ぶ円形の透明エレベイター。
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店内から見上げたところ。
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で、ロビーおじさんが教えてくれた通り、自由にネットし放題!しかもかなり速い!Apple Store万歳!このBlogもApple Storeで書いています。ちなみに、薄々気付かれた方もいらっしゃるかと思いますが、サイン入りレコードの写真やビラの写真も店内でパシャパシャ撮りました。もう完全に変人です。(だって、広いし綺麗だし24時間営業だし、居心地良いんだもん。)

しかし、ここネットが速いのは良いんですが、僕のピンク色のMacBook Proに興味を示す人多数。この記事を書く間、10人以上から「それって色塗ったの?」とか、「そのケースどこで買ったの?」と声をかけられ、落ち着いて文章を書けません・・・

で、このケースが店内の隅にあるバッグコーナーで販売されていることに気付いた僕、そのすぐ近くに移動して、声をかけて来た人に片っ端から「ハイ、ここで売ってます。どうぞお手に取ってご覧ください。」と、もう完全に販売員。あ、ちょうど今1人、インド人の方が・・・え?自分はコンサヴァティブだからピンクはちょっと冒険だって?それならこの落ち着いた緑色か、黒もありますよ。服が全部黒だから緑にしてみる?えぇ、良いと思いますよ、お似合いです。お買い上げありがとうございます。

あ、でもレジに向かったと思ったら戻って来た。

え?クッションの入ったスリーヴケースとどっちが良いかって?いや、もうそれは完全にUp to you、あなた次第ですよ。つまり、このケースはつけっぱなしで使うものなので、外側を傷から保護してくれます。そして自分の好きな色におめかしできます。でも、持ち歩く時クッションにはなりませんよ。だから僕はこのケースを装着しているけど、持ち歩くときはさらにホラ、このクッションスリーヴも併用しています。え?このクッション入りスリーヴはどこで売っているかって?これはサンワサプライ、日本製だからここには売ってないません。似たようなものは、えーっと、incaseというメーカーから出ていますね。オシャレに決めたいならBUILTがお勧め。これはここNew Yorkのデザイナー集団が作っています。あ、シンプルなのが良い?そうそう、コンサヴァティブなものがお好きなんですものね。それならこのincaseが一番!

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という具合に、緑色の(*)speck Hard Shell Caseと、incaseのアウタースリーヴを売りさばいたところで、次のショウを観に行って来まーす!

2009/11/12 15:04 | Category:Bernard Purdie, ライヴ雑感